5.財産や記録


遺産相続:残された財産の分配・処分

•記録:プロフィール、自分史など故人の記録であり、自費出版する人もいる。古来から墓石に 命日と戒名等を彫ったり、過去帳に記録したり、家系図として故人のデータを保存したりして いた。最近はソーシャル・ネッドワーキング・サービス(SNS)やウェブに残した記録が、本 人の死後も残り続げ”、これが故人の生きた証となっている。サービスプロバイダ業者はブログ やSNSの記録を一々本人が生きているのか確かめないので、死後も記録が放置され、残るのが 現状である。テキストのみならず、写真や動画として記録が残る。最近は墓石にQRコー・を 付けて、ブログやFacebookなどへもリンクすることができるようになってきた。

•デジタル終活:逆に、自身や知人のプライバシーに関わる記録を死後に他人が見ないように処 分する人もいる。現代において、個人情報が多数格納されているパソコンやスマートフォン、 記録媒体といった「デジタル遺品」の破棄や、インターネット上で開設しているサイトの閉鎖 や会員登録抹消などを予め手配する人も増えている。こうした活動は「デジタル終活」と呼ば れ、それを支援する団体•企業も登場している。

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